健康な作物が病害虫の被害を受けにくいのはなぜ?
- 株式会社エムティーピー
- 4月22日
- 読了時間: 2分
更新日:5月25日
皆さま
作物を育てるために一生懸命に様々な防除をしているかと思います。
そんな中、健康な作物は病害虫被害を受けにくいと聞きませんか?
それはこんな理由が科学的に解明されています。
多くの昆虫はタンパク質を直接分解する酵素を持たず、植物体内のタンパク質を食料源として利用することができません。

そのため、水溶性のアミノ酸や糖質を求めて作物に寄生します。特に、病害虫は植物細胞液に含まれる遊離アミノ酸や還元糖を主な栄養源とするため、これらの成分が豊富に存在する作物ほど病害虫の被害を受けやすい傾向があります。

一方、健康な作物では代謝が順調に進み、アミノ酸や糖類はタンパク質やデンプンへと合成されるため、細胞液中の遊離アミノ酸濃度や還元糖量が低く抑えられます。その結果、病害虫にとっては栄養源が乏しく、寄生しにくい環境となります。

さらに、健康な作物を維持するためには、土壌中の微生物群のバランスが重要です。微生物は土壌の養分循環を促し、作物の健全な成長を支えます。そのため、1500種以上の有用微生物を含む「東京8」を活用することで、作物の病害虫耐性を高め、より良い栽培環境を実現できます。

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