
有機JAS表A.1 適合資材 登録番号:JASOM-220401
東京8の使い方
1反(10a)あたり本製品1Lを希釈した後、葉面より土壌に滴るように散布を行うのが基本の使い方です。(希釈倍率:10〜100倍)
灌水チューブやドローンでの散布も可能です。

東京8の微生物叢には光合成細菌類や菌根菌類も存在していますので葉面散布を基本とすることで、土壌だけでなく葉にも良い影響を与えます。

耕して堆肥を撒く際
土壌を耕して堆肥や緑肥をすき込む前、 すき込み時に東京8を散布してください。微生物が有機物を分解し、栄養たっぷりの土壌にします。
🌱 有機物の分解促進と栄養供給
土壌中の堆肥、緑肥、前作の残渣などの有機物をすばやく分解し、植物が吸収しやすい栄養分へと変えます。
これにより、土壌の肥沃度を高め、植物への継続的な栄養供給を促進します。
💪 土壌環境の改善と団粒化
微生物が有機物(堆肥、緑肥、残渣など)を分解する過程で、腐植や粘性のある代謝物(菌体外多糖など)を生成します。
これらの物質が土の粒子同士を結びつけ、**団子状の塊(団粒)**を形成します。
団粒構造は、土壌に適切な通気性、透水性、保水性、保肥性をもたらし、根が伸びやすいフカフカで肥沃な土壌を作り出します。
🛡️ 植物の活性化と病害菌コントロール
微生物が根からの栄養吸収を促進したり、バイオスティミュラント効果(植物が本来持っている力を引き出すこと)により、作物の光合成を促進し、免疫力や環境ストレスへの耐性(暑さ、日照不足など)を高めます。
また、有用微生物の集団効果により、病気の原因となる悪玉菌の増殖をコントロールし、連作障害の予防にもつながります。

播種・育苗・定植の際
播種後や育苗 期に使用することで、根の生育を強化して丈夫で強い苗(苗半作)を育成し、播種直後からのスムーズな初期生育を促すとともに、土壌中の微生物の多様性を高めて連作障害を軽減し、植物の免疫力と活力を引き出すことで高温乾燥や日照不足などの環境ストレスに強い作物の実現に貢献します。
🌱 根からの栄養吸収促進とバイオスティミュラント効果
微生物が有機物を分解して作るアミノ酸、有機酸などの化合物を根が吸収しやすくなります。
また、微生物群が根の周囲で活動することで、根からの栄養吸収自体を促進する働き(バイオスティミュラント効果)を持ち、根の成長を活発にします。
🛡️ 病原菌の抑制
有用微生物が土壌中で優勢になることで、病気の原因となる悪玉菌の増殖をコントロールし、病原菌が増えにくい環境を作り出します。

追肥の際
肥料の利用効率を高め、作物の健全な生育を継続的にサポートする効果が期待できます。
🦠「東京8」に含まれる多様なバクテリア群は、土壌中の有機物や追肥として投入された肥料成分の分解・溶出を助けて、植物が根から吸収しやすい無機態の栄養分(アミノ酸、有機酸、ミネラルなど)へと効率的に変換し、さらに植物の成長に必要な炭素源やエネルギー源を供給することで、根からの栄養吸収を飛躍的に促進します。
🌳疫力や抵抗力を引き出し、葉面散布と組み合わせることで光合成能力の維持・向上に貢献します。また、追肥として与えた肥料(特に有機質肥料)の分解を促して吸収をスムーズにし、持続的な栄養サポートによって、生育期の高温や乾燥などの環境ストレスに強い健康な状態を保ちながら、成長を促進し、収量・品質の改善につながります。

月に1回 定期的に散布
環境あった微生物が活躍します
嫌気性菌・好気性菌の連携
土壌中の酸素の有無にかかわらず活動できるこれらの菌が、有機物の分解プロセスを多角的にサポートします。これにより、堆肥や残渣などの有機物が効率良く、そして速やかに植物が吸収可能な栄養分へと変換されます。
好熱菌・好冷菌の活躍
幅広い温度帯で活動できるこれらの菌がいることで、季節や気候の変動による土壌温度の変化に左右されず、微生物の分解や土壌改良の働きを年間を通じて安定して維持することができます。
菌根菌のサポート
植物の根と共生関係を結び、根の表面積を広げることで、水やリン酸などの栄養分の吸収効率を大幅に向上させます。これは、植物の健全な成長を助ける重要な役割です。
光合成細菌の貢献
光合成細菌の多くは、空気中の窒素ガスを取り込み、植物が吸収できるアンモニア態窒素に変換する窒素固定能力を持つため、土壌への窒素供給源にもなります。
その他の有用菌群
トリコデルマ属・バチルス属・シュードモナス属・ストレプトマイセス属
これらの多様な菌群が拮抗作用や共生作用を通じて、土壌中の病原菌(イモチ病、ベト病、褐斑病、うどんこ病、しろさび病などの原因菌)の増殖を抑制します。